腎臓外科 / Renal surgery /
腎臓外科について
腎臓外科では、尿路結石や腎臓腫瘍、尿管腫瘍、腎盂腎炎などの診断や治療、術後経過観察を行います。尿検査や血液検査、超音波検査、膀胱鏡検査などを行い、提携病院でのCT撮影を依頼します。
より詳しい検査が必要な場合や、手術が必要な場合は日ごろから緊密に連携している広島大学病院などの中核病院へ迅速にご紹介できる体制を整えております。
腎臓外科で対応している主な疾患
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腎臓がん
腎臓がんは、腎臓に発生する悪性腫瘍です。初期の腎臓がんでは、自覚症状がほとんどなく、進行とともに様々な症状が現れます。おもな症状は、腰痛や腹痛、血尿、疲労感、体重減少などがあります。腎臓がんの治療方法としては、手術が一般的です。手術が終わっても再発や転移が現れないか、定期的な検査が必要です。当クリニックでは、提携病院にCT検査を依頼し、尿検査や血液検査をおこない腎臓がん述語のケアを継続していきます。
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腎盂・尿管がん
腎臓の中の尿が通る空間を「腎盂」、この腎盂から暴行をつなぐ通り道を「尿管」といい、腎盂や尿管の粘膜組織の表面にできる悪性腫瘍を腎盂・尿管がんといいます。腎盂尿管がんは尿路(腎盂・尿管・膀胱・尿道)内のさまざまな場所に発症するという特徴があり、腎盂と尿管、膀胱 同時にがんが発症するケースもあります。症状としては、血尿、腰痛などがあげられますが、初期には症状が現れにくいことが多いため、定期的な検診が重要です。
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尿路結石
尿路結石は、腎臓や尿管、膀胱に結石ができ、激しい腹痛や背部痛が生じ、血尿や嘔吐を伴う病気です。
尿路結石の詳しい説明は、男性の泌尿器科ページをご覧ください。 -
腎盂腎炎
腎盂腎炎は、腎臓の内部にある腎盂という部分や腎臓自体が細菌によって炎症を起こしている状態で、膀胱から細菌が逆流することによって引き起こされます。
症状としては発熱、腰痛や腹痛、吐き気・嘔吐などが現れます。膀胱炎も同時に発症していることが多く、頻尿や排尿時の痛みなどが出現することがあります。
通常は抗菌薬の点滴治療を行いますが、尿路結石による腎盂内の尿が流れなくなり、そこに細菌が繁殖している場合はステント留置などの処置が必要になるため、迅速に提携病院へ紹介させていただきます。適切なタイミングで、適切な治療を行わなければ、細菌が血液中に侵入し、敗血症と呼ばれる生命をも脅かす状態になることもあります。