泌尿器科 / Urology /

お子さまの泌尿器科について

お子さまの泌尿器科では、お子さまの尿路や泌尿器系に関する健康問題を診断し、治療を行います。尿路感染症、夜尿症、包茎、精巣捻転など、幼少期から思春期までの様々な泌尿器系の疾患に対応しています。

このような症状はございませんか?

  • トイレによく行く
  • 夜中のおねしょが治らない
  • 尿に血が混ざる
  • 排尿の勢いが弱い、痛がる
  • 包茎が気になる
  • 睾丸の大きさが異なる、睾丸が痛む
  • 陰部にかゆみ、痛みがある など

お子さまによく見られる
泌尿器疾患

  • 膀胱炎

    尿道から細菌が膀胱に入ってしまい、炎症を引き起こす病気です。頻尿、排尿時の痛みや灼熱感、尿の濁りや異臭、下腹部の痛みなどの症状がみられ、重症化すると熱がでて腎盂腎炎になることがあります。膀胱炎かどうか診断するには、尿検査や尿の培養検査を行います。膀胱炎の治療方法は、抗菌薬の内服や点滴を行います。また、水分摂取を増やして排尿を促すことが重要です。症状の軽減や再発予防のために、適切な生活習慣や衛生管理を心がけることも大切です。

  • 亀頭包皮炎

    仮性包茎のこどもは皮と亀頭のあいだに垢や尿の残りがたまってしまい、そこに細菌が付着することで感染を起こし、赤く腫れあがったり、膿が出たり、痛みを伴います。抗菌薬の塗り薬や飲み薬によって治療しますが、再発しないためにも洗い方なども親御さんにお教えします。包茎で亀頭包皮炎を繰り返してしまう場合には、再発を防止するために包茎治療が必要になることもあります。

  • 夜尿症

    いわゆるおねしょです。一般的におねしょは成長とともに改善していき、小学校入学までに治まることがほとんどです。夜尿症は、6歳を過ぎておねしょがある場合を指します。原因としては、夜間尿量が多い夜間多尿タイプ、尿をためる膀胱の機能が未発達な排尿未熟タイプがあり、この2タイプの混合タイプという3タイプに分けられます。排尿日誌を記録していただき、尿検査や超音波などを行います。飲水制限などの生活指導やおしっこを作らなくする薬(抗利尿ホルモン)での治療を行います。

  • 神経因性膀胱

    神経因性膀胱は、脳や脊髄の神経系の障害によって膀胱の正常な機能が妨げられる状態です。この障害によって膀胱に尿をためられず、尿漏れや頻尿、残尿などの症状が現れ、尿路感染症や腎機能障害のリスクが高まります。治療方法には、薬物療法や導尿カテーテルを使用します。